音楽工房G.M.P the 大楽

札幌市|思ったようにテンポが上がらないのはなぜ?【音楽工房G.M.P】

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札幌市|思ったようにテンポが上がらないのはなぜ?【音楽工房G.M.P】

札幌市|思ったようにテンポが上がらないのはなぜ?【音楽工房G.M.P】

2022/01/14

「大は小を兼ねる」音楽作りを目指してみましょう

 

札幌市南区真駒内駅近くのピアノ教室、音楽工房G.M.Pの大楽勝美です。今回もブログをお読みいただき、ありがとうございます。

「速い曲を自分の思った通りの速さで弾きたいけど、なかなか思うようにテンポが上がらない。。」、「あるところに来るとどうしてもテンポが遅くなってしまう。。」なんて経験、お持ちじゃないですか?難しい所を指や腕などの身体の動きなどもチェッして一生懸命練習しているのに、思ったような速さを得られないことは結構悩ましいことです。しかし、思うように弾けない原因はどこかに必ずあるのです。

ピアノの曲は大ざっぱに言うと、メロディと伴奏とに分かれています。速い曲の場合は、どちらかの手はほぼ16分音符などの細かい音符か全体的な流れもリズミックな感じで流れていきます。ひょっとしてみなさんは、細かい音符をテンポ通りに弾くことに集中してはいませんか?特に難しい箇所つまり、弾きにくい所を頑張って弾くことにその神経を向け過ぎてしまっていませんか?このことが、テンポが上がらないとか遅くなってしまうほとんどの原因なのです。

つまり、音楽の流れを作るのは音符の数が少ないほうの手(メロディでも伴奏でも)なのです。流れを作るということは、音楽を大きくつかむことにつながります。重箱の隅をつつくように、細かい音符を弾くことばかりに意識が集中し過ぎて、結局最後は一番弾きづらいところに全体的なテンポを合わせてしまって、他の弾けるところまでもが犠牲になってしまうことにもつながりかねない訳です。

ショパンも「左手は指揮者のように弾く」と言っています。速い曲音楽的に弾くためにはいつも「全体的なつかみ」を意識していなければなりません。そのためには「大きな音楽作り」を目指すことがとても大事です。

「大は小を兼ねる」ことはできても「小は大を兼ねる」はほとんど不可能です。そして、テクニックも、大きな音楽のつかみ方があるからこそ、そこに上達も生まれてくるのです。

 

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