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札幌市|力を抜いてピアノは弾けるでしょうか?【音楽工房G.M.P】

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札幌市|力を抜くってどういうことでしょう?【音楽工房G.M.P】

札幌市|力を抜くってどういうことでしょう?【音楽工房G.M.P】

2023/06/27

レッスンの時、「もっと力を抜いて」と言われませんか?

札幌市南区真駒内にあるピアノ教室、声楽教室の音楽教室、音楽工房G.M.Pの大楽勝美です。今回もブログをお読みいただき、ありがとうございます。しばらくぶりの投稿です。

よく、レッスンの時の先生が生徒さんに「もっと力を抜いて」とか「手首に力入れないで」とおっしゃることがよくあります。しかしながら、実際に力を抜くという意味が理解できている生徒さんは結構少ないのかもしれません。というのは、多く耳にする「手首が固いから、もっと柔らかく力を抜いて」という注意をそのまま実行すると、手首がふにゃふにゃになってしまい、音までもヘロヘロになってしまう、なんてことを経験された方も多いのではないかと推測します。そして結局、固い手首の方がしっかり弾けている気になってしまうわけです。

ではなぜ、このように極端になってしまうのでしょうか?それは、「脱力」という言葉の根本的理解の不足にあります。ピアノの演奏は、絶対に手首の力は必要です。手首の高さをある程度保つための力は必要です。演奏の最初はちょうどいい感じの手首の固さが、演奏中に色々表現するにつれてだんだん力が入ってしまい、だんだん手首が下がってきてしまうんですね。そして演奏中での脱力を忘れるか、力を抜くのが怖くて、固いまま弾いてしまうことがよく見られます。特にフォルテでスケールや和音を弾くときに固くなることがよくあります。

色々書き連ねましたが、では一体どうすれば脱力を正しく理解できるのしょうか?

それは、演奏の脱量=使う筋肉、部分の移動ができるようになることです。だいたい音が固い方や音が出ない方の共通する傾向は、「手首、あるいは肘からでしか音を出せない」ことです。腕や体を使うテクニック、つまり身体全体の部位を有効に使いながら、曲のどこでどの筋肉を使って弾くかを決めることです。そして太い筋肉で弾いている時に、指先とのバランスを体感できるようになると、演奏がとても幅が広がり楽に弾けるようになります。

そのためのメソッドになるような曲もありますので、別メニューで少しずつ練習なさるとよいと思います。

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