札幌市|必要なピアノの練習時間はどのくらい?【音楽工房G.M.P】
2022/11/18
ピアノ練習のルーティーンパターンを作ってみましょう
札幌市南区、真駒内柏丘にある音楽工房G.M.Pの大楽勝美です。いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。さて今回は必要なピアノの練習時間について書いてみようかと思います。
よく、「1日の練習時間はどのくらいあればいいのでしょうか?」と質問を受けることがあります。ピアノの練習時間はあればあるほどうまくなるのでしょうか?
練習時間というのは年代とともに変わっていきます。勉強が忙しいとどうしても練習時間は少なくなるし、他に習い事をしながらコンクールを受けるなど、様々な要因の中でうまく時間を使わなければなりません。
なので、ピアノ練習のルーティーンを毎日の練習時間に応じてテクニックのレベルを維持しながら、時間がたくさん取れる時のレベルアップに繋げていくことが必要になってきます。
では、必要な練習とはどういうものなのでしょう?スポーツにおいてはウオーミングアップが必要不可欠です。ピアノの練習も同じです。パッセージごとのパターンを少しずつ取り出しての反復練習をやると、筋肉が慣れてくるので必ずやるように頑張ってみましょう。スケール→アルペッジョ→三度→六度→オクターヴ→和音などといった順番で、自分なりに普段使いのトレーニングパターンを作ると、もし、練習時間がない時でも筋肉の記憶としての残ってくれるので、いいルーティーンになります。それぞれのテクニックパターンは曲からの短いフレーズの抜粋でもよいですし、自分で作ってもいいと思います。ジョルジュ•シフラという大ピアニストは自作のエクササイズの曲(これがまた曲としてもスゴイ!)を弾いてから、リストやショパンの作品を弾いていました。
このトレーニン時間は15~30分程度あれば充分です。最悪、時間の余裕がなければこれだけでもよろしいかと思いますが、なるべく毎日続けることが大事です。それからいよいよ自分のさらっている曲に移っていくのですが、理想的にはそこから最低1時間は必要です。若い人で1時間、我々くらいになると2時間くらいするとようやく筋肉が暖まってくるので、そこを過ぎると上達度がさらにアップされていくと思います。
ということで必要な練習時間はやっている曲数にもよりますが、最低1時間半からおよそ4時間以上くらいではないでしょうか。この時間を基本的な練習時間と考えて、自分の練習環境とあんばいしながら頑張って続けてみてはいかがでしょうか?。