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札幌市|オンラインのコンクールで気をつける点は?【音楽工房G.M.P】

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札幌市|オンラインでのコンクールで気をつけたら良いと思われることは?【音楽工房G.M.P】

札幌市|オンラインでのコンクールで気をつけたら良いと思われることは?【音楽工房G.M.P】

2021/04/13

オンラインのコンクールで感じたこと

 

札幌市南区真駒内駅近くにあるピアノ教室、音楽工房G.M.Pの大楽勝美です。いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。昨年は新型コロナの影響で、ほとんどのコンクールがオンラインに変更、または中止になってしまいました。オンラインのコンクールに参加する方達も審査する我々も、確かに戸惑いがあったことは事実です。しかしながら、その中においても機械的な不具合など除き、演奏そのものに集中して審査をさせていただきました。その中で気がついた点を二、三述べさせていただこうと思います。まず、なるべくいい音で弾くためにホールやサロンを録画場所に選ぶのは別に構わないのですが、録画する位置が曲によっては残響があり過ぎてしまい、特に近現代の曲を演奏するときに音のインパクトにかけてしまうケースが見られました。意外と自宅や先生のレッスンなどの場所の方が臨場感があって迫力ある演奏になっていたことも。あと、演奏にリバーブをつけたり生音にしたりでも演奏の印象が変わってしまうなどあるので、曲による音響の選定(ひょっとしたらスマホやタブレットの種類によるものかもしれませんが•••)も工夫されるのも、オンラインでのコンクール対策の一つになり得るかもしれません。あと一点ですが、オンラインでのコンクールでは何回も弾けるのでそういう意味では精神的に余裕がありそうですが、これが落とし穴になってしまうことがあるのではないかということです。CD録音のように演奏の継ぎはぎがダメな通しての演奏なので、何回も繰り返し弾いていると段々集中力がなくなってミスタッチが増えてしまい、逆効果になってしまうことがあります。1番最後の演奏が1番上手とは限らないのです。録画のやり方でいいなと思う撮り方は、最初にリハーサルのつもりで撮り、次に本番というふうに集中力と緊張感のバランスがいい時に決める、という方がいいかもしれませんね。オンラインでのコンクール受検に対する気がついた点を述べてみましたが、もちろん曲の作り方や演奏の表現方法などについてもホールコンクールとの違いがありますので、そのこともまた工夫することが必要になる、ということがオンラインのコンクールの感想です。

 

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