札幌市|楽器のメンテナンスも大事な仕事です【音楽工房G.M.P】
2021/08/05
ピアノの面倒もちゃんと見てあげましょう。
札幌市南区、真駒内駅近くの音楽工房G.M.Pの大楽勝美です。本日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。今年の夏は異常な暑さが異常に続いておりますが、この暑さそして湿気、特に湿気はピアノに大きな影響を与えます。レッスン室を除湿したり、ピアノの下やひどい時はピアノの中に湿気取りを入れたりしてなるべく通常に近い形を維持するために努力をしていますが、それでも万全ではないので、音が狂ってしまったり、鍵盤の動きが鈍ったりするペースが早いのも今年の特徴かもしれませんね。もう40年以上も前に調律師の方から調律用のハンマーとゴム2本をいただき、音の合わせ方は自分でできるようになったので、今でも音のや狂いや、タッチの調整、ソフトペダルの幅の調整ぐらいは自分でもできますが、細かい部分はやはり信頼のおける調律師の方にメンテナンスをお願いしています。特にアフタータッチのポイントについてはやはり、ものすごく気を使います。コンクールなどではテクニックといっても、メカニック的なバリバリさは当たり前、最近は様々な音色、音質をいかに沢山持っていて、それを演奏中にどうやって表現として出せるのかが最後で効いてくるものです。この時期、コンクールの本選や全国大会に出られる方もレッスンにいらっしゃるので、余計ピアノのコンディションには気をつけています。広いホールで弾くためのタッチ、音の伸びやかさや時代ごとの作品の音質の違いを会得していただくためにもピアノのメンテナンス維持は大事になります。そしてそのイメージを少しでも本番で生かしてもらえたらと願っています。