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札幌市|速度記号は表情記号なんです【音楽工房G.M.P】

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札幌市|速度記号の本当の意味を知ると、演奏が一段と深くなるかもしれません!【音楽工房G.M.P】

札幌市|速度記号の本当の意味を知ると、演奏が一段と深くなるかもしれません!【音楽工房G.M.P】

2021/05/25

速度記号は生活記号でもあるのです。

札幌市南区真駒内駅近くのピアノ教室、音楽工房G.M.Pの大楽勝美です。ブログをお読みいただき、ありがとうございます。今回は「速度記号」について述べてみようと思います。皆さんは〈Allegro-アレグロ〉とか〈Andante-アンダンテ〉とか言うイタリア語をお聞きになったことがあると思います。曲の最初には必ずこのようなテンポの表示がされていますよね。それを見て「ああ、この曲は速いんだな。」とか「遅い曲なんだ。」とか曲全体の雰囲気を何となく知ることができます。ところが、「音楽用語辞典」みたいな本を見てみると、例えば「アレグロ〜速く」、「プレスト〜急速に」。。。どのくらい違う速さ?、「アンダンテ〜歩く速さで」。。。歩く速さは人によって違うけど?など、分かったような分からないような曖昧な表現で書かれてるんですね。受験科目の楽典の回答としては満点かもしれませんが、演奏する時にはあまり役に立たなかった覚えがあります。ところが、イタリアに留学してイタリア人の先生にレッスンを受けた時やローマの街を歩いている時に、「なるほど。これはこういう意味だったんだ。」とまさに目からウロコだった記憶があります。「アレグロ〜陽気に」、「プレスト〜急いで、早くしてよ。」などつまり速度記号=表情記号=生活用語なのです。「ラレンタンド〜だんだん遅く」と「リタルダンド〜だんだん遅く」言葉が違うのに辞典では同じ。ある日車を運転していた時に、前方に工事の三角標識があったのでふと見てみると「rallentare-ラレンターレ」と書いてあるのです。つまり「徐行」の意味だったんです。少しずつブレーキをかけながら遅くしていくのがラレンタンド。リタルダントはレッスンの時間にすでに遅れてしまって謝るときに「リタルド」という言葉を使うんですね。すでに時遅しがリタルダンドですから、楽譜上だとそこに来たらブレーキをかけて遅くする、というふうに時間の経過の仕方に大きな違いがある訳です。他にも「ラルゴ」と「レント」の違いとか、特に「アンダンテ」のテンポ感など、肌で実感させられた経験は今でもしっかり残っています。音楽用語辞典よりイタリア語辞典を調べた方が数倍も演奏に役に立つこと間違いなしですよ。大作曲家達はこういうイタリア語の意味をもちろん理解して速度記号や表情記号を書いたんでしょうね。速度記号も生活感があふれる言葉に変換して音楽的に捉えてみると、とても楽しい記号に早変わりするかもしれませんよ。お試しあれ、です。

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