音楽工房G.M.P the 大楽

「芯のある音」弾けますか?

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知っておきたい「指」の役割り

知っておきたい「指」の役割り

2024/12/13

まずは「指」からです

札幌市南区真駒内柏丘にある音楽教室(ピアノ教室、声楽教室)、音楽工房G.M.P(ジーエムピー)です。大変しばらくぶりのブログですみません。

今回は分かっているようであまりよく分かっていないかもしれないピアノのテクニックの部分「指の仕事」についてです。鍵盤に触れる最終部分は指先だというのは当たり前のことですが、指先のどこで触れるかということも以前書いたことがあります。

しかしながら、その触れる場所はあくまでも「よい音質」にするためであってタッチの強い弱いとはそんなに関係は深くありません。むしろ音は柔らかくなるものの芯のない、ふわっとした自信のなさそうな音になってしまうことの方があります。そのことは、何よりも音質とテクニカルの部分を混同してしまっているからなのではないかと思います。

指は第一関節から第三関節まであるわけですから、それぞれの役割分担を理解しないと、極論すれば「固くて雑音か多い音」、「柔らかくて芯のない音」など、狭い範囲に偏ってしまいがちですす。コンクールなどでは、広いところで弾くことが多いので、多少硬くてもホールという空間がその音を緩和してくれるので、柔らかくて芯がない音よりもいい演奏に聴こえます。でもそのテクニックは本物ではありません。

正しいテクニックを知り、そのテクニックの引出しが多ければ多いほど曲のレパートリーも将来的に広がることに繫がりますね。

では指先の関節をどう使うのか?まず一番太い第三関節から第一関節へ、指の上げ下げ練習です。指の回転軸は関節が太いほど高く指が上がるので、回転させる時には第三関節はスピードをつけて高く、第二関節から第一関節へは上がる範囲上げ下げしてみてください。その時大事なのは、最初はどの関節の練習でも音を出さずに鍵盤の上で停めることです。それができたら、次は鍵盤の底まで一気に弾いてみます。注意点は第一関節は停めるときも底まで弾く時も指がブルドーザーのごとく鍵盤をつかみ取る感覚が必要です。

このようにまずは、指全体を、何となくではなく、具体的に部分部分でその役割りをしっかり自覚させることから始め、少しずつ手首→肘→肩→腰といったより大きな力を使った部位へ移行するのが理想です。

その意味でも最先端で活躍する「指」の使命は大きいですね。

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