札幌市|ヨーロッパ国際ピアノコンクール予選感想です。【音楽工房G.M.P】
2022/06/26
ヨーロッパ国際ピアノコンクール予選のホール審査が行われました。
札幌市南区真駒内駅近くのピアノ教室、音楽工房G.M.Pの大楽勝美です。本日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。
昨日、エルムホールにおいて、ヨーロッパ国際ピアノコンクールの予選が行われました。今年は、全体講評の後の個別の講評もフェイスシールドをつけて復活しました!全体的な参加者の方の人数も多くて盛り上がった予選となりました。皆さん、気合いが入っていて、なかなか聴き応えのある演奏を聴かせていただくことができました。バッハや現代の邦人作品、ロマン派以降の作品がほとんどでしたが実力的には力が均衡していた印象でした。
その中で高得点をとられて通過された方の共通点はやはり作品に対する想像力、つまり教えられた通りを表現するだけでなく、そこから自由な発想の空気感や音色感を感じさせてくれて作品を自分の手にしっかり入っている方が、演奏としての質が高かったと感じました。
ミスはもちろん無いにこしたことはありませんが、それを上回る音楽的説得力のある演奏の方が魅力的ですよね。それと、演奏スタイルをしっかり表現できている方たちが点数的にも高いところに行ったのではないかと思います。
今年からは「エルム賞」という特別賞が設けられて、参加者の方々へのモチベーションアップにも繫がっていくのではないかと思います。