札幌市|ピアノタッチ雑感【音楽工房G.M.P】
2022/06/10
このタッチを覚えると、音の世界が拡がります
札幌市南区真駒内のピアノ教室、音楽工房G.M.Pです。本日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。
ピアノを弾く時は指をあげますよね?!当たり前のことですが(笑)。鍵盤に指をくっつけたまま弾くことってほとんどないと思います(もちろんありますが、難しいです。。。)。どんなに鍵盤から指を離していなく感じていても、実はわずかにでも弾く瞬間にはほんの少しだけ、上がっているのではないでしょうか?
若い時、「紙が2〜3枚くらい鍵盤と指の間に入っている感じで弾きなさい。」とよく言われました。ホント、2~3ミリの世界の話です。別に測る必要は全くありませんが、大事なことは鍵盤との間の空気を感じることによって、どのくらいの高さにどのくらいのスピードで上げたり下げたりするかを音色の変化に繋げるかにあります。押し下げる感覚がより敏感になっていきます。もちろん、指のどの部分を使うによって音色も多種多様になります。
そのために基本的な練習方法として、鍵盤を押しさげたら、鍵盤を戻すスピードを、押し下げた時よりもゆっくりしたスピードで戻してみるのです。そうすると指は鍵盤の上に上がるのですが指先の感触が鈍く感じるので連続してスケールを弾くと、レガート感を得られるようになっていくんですね。
そうはいっても、なかなか言葉では言い表わすのは難しいので、You Tubeのなかで説明しようと考えています。このタッチを駆使してブルクミュラーの「タランテラ」を弾くと、また違う世界が見えてきますよ。