札幌市|一回一回のレッスンを楽しく【音楽工房G.M.P】
2021/01/28
レッスンはマイペースが一番です
札幌市真駒内にある音楽工房G.M.Pの大楽勝美です。今日もブログをご覧頂きありがとうございます。最近は、ピアノのレッスンもいい意味でも悪い意味でもずいぶん変わりました。先生も優しくなりましたね(笑)。その事はいい事だと僕は思いますが、少々危惧しているのはその方向性です。どういうことかと言いますと、どうもコンクール中心のカリキュラムの組み方が目立ってきている、一年間のレッスンスケジュールがコンクールの曲中心で基礎的な練習が足りないのではないかという事なんですね。僕はコンクールを受けることは全く否定はしません。現に、僕も国際コンクールを経験しているので、その重要性、必要性はよく分かります。ただ本来、コンクールというのは、普段のレッスンの成果や到達度を評価してもらうもので、そんなに頻繁に受けるものではないと思います。小さいお子さんにとっては目的意識を持ち、たとえその時入賞できなくても、次へのモチベーション作りにはいいことかもしれません。しかしそれも賞の順位が上がっていけばの話ですが。学年が進むにつれて勉強に時間が必要になり、ピアノの練習時間が少なくなり、コンクールを受けても思うような結果が出ない、そして目的意識が衰え、最後にはやめてしまうような話をよく見聞きします。それで音楽までもが嫌いになってしまう人もいます。コンクールを上手にご自分の向上に使って、固執しないことも大事です。そのためには、普段のレッスンで少しずつ曲のレパートリーを増やしていくことも大事なことだと思います。必ずご自分の好きな傾向を見つけることができます。そうするともっと新しい発見ができてレッスンがとても楽しくなりますよ。自分のペースが一番です。その中にコンクールがあると考えれば、不安にも深刻にもなりませんよ。