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音楽≠聴く、演奏する

音楽≠聴く、演奏する

札幌市南区真駒内の音楽教室「音楽工房G・M・P the大楽アカデミー音楽教室」のピアノの大楽勝美です。

今日は、ピアノの専門的な内容から少し離れて少々散文的な文章ですが、音楽全般についての考察を書いてみました。

時代背景と音楽作品

 音楽と政治は関係性があまりないと思っていませんか?「音楽は元来綺麗なもの」という認識はどなたでもお持ちだと思います。
 僕も基本的には賛成なのですが、様々な時代の曲、特に作曲家の大作と言われている作品の中には当時の国王や政治家、世の中に対しての風刺や怒りなどの感情やその逆賛美する気持ちなど、はっきり作曲家が意志を持って書き上げた曲が沢山あります。現代に通じる色々な背景がその作曲家が生きた時代にも当然あったわけです。
 例えば有名なショパンの練習曲「革命」やベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」などが即座に浮かびます。他にも、ショスタコーヴィチ、ロッシーニ、バッハなどの作曲家達も、それぞれの時代背景による作品を残しています。

音楽を楽しむこととは?

 作曲家やその作品が政治家に悪用された典型的な例としてはご存じの通り、第二次世界大戦におけるヒトラーのワグナー音楽の利用です。
 まあ、こんな事でワグナー音楽の価値が変化する訳ではもちろんありませんが、音楽を政治利用して人々を精神的にも扇動してしまう、非常に恐ろしい出来事でした。
 しかし裏を返せば、音楽を聴いたり演奏することによって人生の豊かさに繋がればそれは素晴らしいことだと思いますし、音楽の役割とはそこにあるのではないかと思います。
 音楽の楽しみ方の核心は、「演奏を聴く」「ピアノを弾く」のではなく、「演奏家の表現を聴く」、「自分のピアノの演奏で表現できる」という、「表現」という言葉がキーワードだと思うのです。
 僕が、タッチやペダルにこだわるのは、表現が多彩にできることによって、ますますピアノや音楽を聴く楽しさの世界が拡がっていくからなんです。
 1つの音色からどこまで拡がっていけるか、実感していきませんか?!
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