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ピアノのペダルの踏み方について

ピアノのペダルの踏み方について

札幌市真駒内の音楽教室、音楽工房G・M・Pアカデミー、ピアノの大楽勝美です。

新型コロナウイルスの緊急事態宣言も解除されました。これからは新しいスタイルの生活を模索していくようですが、ピアノの弾き方は変わりません(笑)

しばらくぶりですが、今回はピアノのペダルの踏み方について述べてみようと思います。

ペダルの役割りとは?

 ピアノ演奏におけるペダルの重要性とは、言うまでもなく音の響きを豊かにすることです。豊かにすることによって作品に対しより大きな膨らみを持たせ、作品の価値をより高める役割りを担っているとも言えるでしょう。ペダルを使わない演奏は、現代のピアノテクニックにおいてはあり得ないことなのです。
 ペダルがまだなかったバロックや古典派の初期の演奏でさえ(例えばバッハやモーツァルトの一部の作品)、今はペダルの助けを借りることによって、より一層音楽的になることがしばしばあります。
 しかしながら、そのペダルの踏み方や使い方を知っている人は以外に少ないのも事実なのです。

よくある間違い

ペダルの間違った踏み方の例
僕がペダル、ペダルと言っているペダルは、正式には「ダンパーペダル」と言って、このペダルを踏むとピアノ弦すべてが開放弦となり、響きを停めずにより豊かに響く状態になります。
 さて、多くの方が、ペダルの踏み方に無頓着な傾向が見られます。皆さん、ペダルを足のどの部分で踏んでいるでしょう?
 写真のようにペダルと足が平行になってはいませんか?
 この踏み方は間違いですね。恐らくあまり深いことは考えずに、そう言えば、足の真ん中の指とか、ひどい時には土踏まずの上あたりで踏んでたなんてことはありませんか?
 このような踏み方を癖にしてしまうと、踏み変えが素早くできなくなり、例え踏み変えはできたとしてもスピード感が鈍いために、音が濁ってしまう事がよくあります。

ダンパーペダルと右足の関係

ペダルを踏むときの正しい形(正面上)の例
それでは、ペダルを正しく踏む、踏み方はどうすればよいのかと言うと、まずピアノの右ペダルは見ると分かるように、外側に曲がっています。その曲がった部分に、右足の親指と人差し指の付け根に当て、曲がった先端が付け根にはまるようにセットします。そして軽く指でペダルの右足の部分を掴むような感じで踏みます。その時足全体の角度は、かかとが少し内側にきて、がに股の形にします。
これが基本的なペダルのセットの仕方です。
 この形で繰り返し練習してみてください。この時に気をつけていただきたいことは、ペダルをはだしで踏まないことです。必ず、スリッパや内靴など使用して感触を掴むことが大切です。コンサートの時にははだしで弾くことはないのですから(笑)。

補足

左足の基本的な置き場所(誤)の例
 ダンパーペダルのセットはこれでできましたが、左足はどこに置けばよいのでしょうか?
 今は左のペダル、ソフトペダルを使わない基本型で書いてみます。
 写真のように左足を右足とほぼ同じ位置においた場合、例えば上行系ユニゾンスケールを弾いた場合ですと、高い音域に行くとそのまま身体は倒れてしまいます。そこで左足を予め、ピアノ椅子足の左前方に置き、つま先でぐっと床を押さえながら同じスケールを弾いてみると、身体の安定感の差が顕著に体感できます。
この形をしっかり決めることによって体感がしっかりして演奏にも安定感が出てきますので是非試してみてください。
 お子様がよく足台を使われますが、その時でもなるべくこの形に近くなるようお薦めいたします。
 ただ残念なのは、アシストペダルなるものは、ペダルの先端がまっすぐになっているので、正確にはペダルの勉強にはなりません。だからせめて、踏む角度、踏む場所を正しく勉強していただきたいと思います。
 さて、補足と言いながら長くなってしまいましたが、ペダルの勉強はやっと今始まったばかりです。
 次回はペダルの「深さ」、どのくらいの深さで踏むと、どんな響きが得られるのかについて述べたいと思ってます。
 音楽工房G・M・Pアカデミー音楽教室では、ペダルの踏み方のメソッドも解りやすくレッスンしておりますので、是非体験なさってみてください。
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